ぐっすり眠れない、朝から頭痛や肩こりがひどい、首の痛みが辛いなどの不調で、これまでいろんな枕を試してこられた方もいらっしゃると思います。でも、枕をいくら替えても良くならない、身体に合わないとお困りの方も多いのではないでしょうか。
昨今は、枕の選び方で、高さや寝返りの重要性ばかりが強調されていますが、実は、最も重要なのは高さよりも硬さなのです。肩こり等に悩まされない枕の選び方として、ぜひ知っておきたいことです。
肩こりや頭痛、あるいは首のこりや痛みが解消されない等お悩みの方は、
枕の選び方のどのようなことに気をつければ良いのでしょうか、ぜひお読みください。
肩こりや首のトラブルに好評の枕「肩休め」のホームをまだご覧になられていない方は先にそちらをご覧ください。
枕で大切なのは、とにかく首に負担をかけないことです。 首は体のなかでも重要な血管と神経が集中しているところだからです。このために枕の高さが合っているかどうかが特に重要で、枕が高すぎたり低すぎたりして合わないと首から肩にかけて大きな負担がかかり、肩こりだけでなく、さまざまな不調の原因になります。枕をしているときの理想的な高さは、立っているときと同じような自然な寝姿勢がとれることですが、実際にはそう簡単に高さが合うわけではありません。 高さを決める要素は実に複雑なのです。
原因その1 自分に合う高さは?
枕が高すぎたり低すぎたりすると良くないのはわかっていても、では実際にはどんな高さなら合うのでしょうか。
身長や体型、頭の形などによってひとり一人自分に合う高さは違ってくるため、容易にわかるものではありません。
このため何センチ位の高さなら合うのかということもわからないのです。
〃その2 外見やカタログではわからない
高さが自分に合うのかは、外見や手触りでは決してわかりません。使ってみれば思った以上に低くなることもあれば高い場合もあります。またカタログなどに何センチと書いてある高さはほとんどが厚味のことで、実際に使用する時の高さがそうなるというのは少ないものです。
〃その3 枕だけでは決まらない
お店などで高さを試してちょうどいいと思っても家で使うと全然合わないということもよくあります。オーダーメイドなどで高さを測ってもらっても同じことです。実際の高さは、ベッドなどの硬さなどとの相性によって決まってくるからです。
〃その4 高さの微調節ができない
その人に合う最適な高さは、ひとりひとり微妙に違います。2,5センチでピッタリ合う人もいれば、4,5センチが良いという人もいるわけです。
特に頚椎症など首にトラブルのある人はわずかの高さの違いでも首への負担が大きく変わってくるものです。高さの微調整ができることは大切な条件です。
〃その5 睡眠中に高さが変ってしまう
枕をしたとき高さが良いと思っても、睡眠中に高さが合わなくなる場合があります。使用中に中身が偏ってしまうため高さが変わってしまう場合と、低反発のように体温によって硬さが変わる枕は、高さが必要以上に低くなっている場合があるからです。
一晩に20〜30回もするといわれる寝返りがしやすいかどうかは、枕の重要な条件です。睡眠中に寝返りが妨げられると首や肩に負担がかかるため、肩こりなどの原因になります。また、血液とリンパ液のながれが妨げられなど、身体に大きな負担がかかり熟睡できなくなります。
1頭が沈みすぎる
頭が沈みすぎる枕は、両サイドとの高さのギャップのため寝返りが妨げられてしまいます。特に睡眠中に高さが変ってしまって、低くなってしまう枕は要注意です。
2フラットでない
形状はできるだけフラットなもので、かつ、頭と首にフィットしてしっかり支えるのが理想です。中央部の窪みが深いものや、初めから頭や首の形に合うような形をした枕は、頭が自由に動かしにくいためかえって寝返りが妨げられてしまいます。
「高さが合わない」「寝返りが妨げられる」ということ以外に
実はもうひとつ大きな原因があるのです。
枕を選ぶとき、高さが合うかどうかに注目しがちですが、枕の選び方で、最も重要なのは高さよりも硬さなのです。枕を選ぶとき手で押さえたりして感触を確かめることがありますが、そのときの硬さや柔らかさが、肩こり等の不調に大きく関係しているのです。
硬さが頭や首に合わないと体圧分散がうまくできないため、睡眠中に身体に大きな負担がかかってしまうのです。肩こりや首こり、頭痛、首痛、不眠などあらゆる不調の原因を招いてしまいます。
頭の形や首の長さなど、実に人それぞれ。その人に合う枕の硬や柔らかさも、高さと同様に、ひとりひとり皆微妙に違うのです。硬さがうまく合うかどうかは、高さが合うかどうか以上にはるかに難しいためやっかいなのです。肩こり等で悩まされない枕の選び方として、知っておくことはとても重要なことです。
硬さや柔らかさが自分に合っているかどうかは、枕をしていてもよくわからないものです。このため、図のように枕が頭や首にピッタリ合っているように見えても、硬さが合っていないと体圧がうまく分散できず大きな負担がかかっていてもなかなか気がつきません。このような枕を気が付かないまま使っていることで、肩こりや頭痛、首の痛みなどの様々な不調を招いていることがよくあるのです。
頭の重さは、成人では約5〜6kg、あの重いボーリング球と同じほどもあるのです。このため枕をした時に、硬さが少し合わないだけでも頭や首が簡単に圧迫されてしまうのです。頭や首が圧迫されると神経が圧迫されたり血行が悪くなります。自分では気がつかない程度のわずかであっても、睡眠中には大きな負担がかかってしまいます。圧迫によって交感神経が刺激されるため、不眠の原因になったりすることもあります。特に朝、目覚めた時に肩こりや頭痛などの不調がある人は要注意です。
硬さが合わずに、例えば柔らかすぎると、頭を安定させようとして大きな力が首と肩に働き、筋肉が緊張してしまうのです。この筋肉の緊張も、自分では気がつかない僅かなものであったとしても、やはり睡眠中には大きな負担になります。肩こりなどの直接の原因にもなれば、筋肉の緊張によって交感神経が刺激されるため、ぐっすり眠れなくなり不眠などの原因にもなったりします。
私たちが選ぶときになんとなく自分の好みや感触で選んでしまいがちな枕の硬さや柔らかさが、重要な意味を持っていることがご理解いただけたでしょうか。 枕の硬さは、自分に合う枕を選ぶ上で極めて重要な条件なのです。
いかがでしたか。ご自分の枕に何か思い当たることはなかったでしょうか。高さひとつとっても、きっちり合うというのはとても難しいことですね。
いくつ枕を替えても高さが合わないのは、もしかしたらベッドの硬さとあっていないのかも知れませんし、睡眠中に気がつかないうちに高さが低くなりすぎているのかもしれません。あるいは、自分の好みの柔らかさで選んでいたのが原因かもしれません。
「枕がピッタリ合う」ということは、本当はとても難しいことなのです。
肩こりや頭痛、首痛などが辛くて、いろんな枕を試してきても「うまく合わない」「思ったような効果がなかった」という人は、これまで説明した原因のどれかにあてはまってはいないでしょうか。
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